JASPクロス表データ入力ガイド

完成されたクロス表データを効率的に分析する方法

完成されたクロス表データを直接入力する方法

既にクロス表の形でデータがある場合、JASPに入力して詳細な分析を行うことができます。このガイドでは、クロス表形式のデータをJASPに効率的に入力し、分析する手順を説明します。

ポイント JASPでは、頻度データを重み付けすることで、集計済みのクロス表データを簡単に分析できます。この方法を使えば、元のローデータがなくても、クロス表から必要な統計量を計算できます。
  1. JASPを起動する

    デスクトップアプリケーションとしてインストールされたJASPを起動します。まだインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードしてください。

  2. 新しいファイルを作成する

    トップメニューから File → New → Computer を選択して、ブランクの新しいデータシートを開きます。

  3. クロス表のカテゴリに合わせて変数を作成する

    データビューで以下の3つの列(変数)を作成します:

    • 1列目:行カテゴリの変数(例:Test_Result
    • 2列目:列カテゴリの変数(例:Disease
    • 3列目:度数を入力する変数(例:Frequency
  4. データを入力する

    クロス表の各セルの情報を以下のようにデータシートに入力します:

    Test_Result Disease Frequency Positive Yes 90 Positive No 20 Negative Yes 10 Negative No 180

    この例では、2×2のクロス表を4行のデータとして表現しています。各行は元のクロス表の1つのセルに対応しています。

  5. 頻度変数を設定する

    Data タブで Frequency 変数をダブルクリックし、表示されるダイアログで Weight にチェックを入れます。これにより、この列が頻度(重み)として認識されます。

  6. 分析を実行する

    クロス表分析を実行するには:

    • トップメニューから Frequencies → Contingency Tables を選択
    • Rows に行カテゴリの変数(Test_Result)をドラッグ
    • Columns に列カテゴリの変数(Disease)をドラッグ
    • Statistics タブで必要な統計量(χ²検定、ファイ係数など)にチェック
    • Cells タブで表示したい値(Count、Row %、Column %など)にチェック
結果の確認 分析を実行すると、右側のパネルに結果が表示されます。JASPは自動的に度数(Frequency)変数を使って集計し、クロス表と指定した統計量(カイ二乗検定の結果など)を計算して表示します。
注意点

頻度データを使った分析では、元のローデータがある場合と比べて一部の高度な分析オプションが制限される場合があります。より詳細な分析が必要な場合は、可能であれば元のローデータを使用することをお勧めします。

サンプルデータをダウンロード JASPマニュアルを見る
Test_Result Disease Frequency
Positive Yes 90
Positive No 20
Negative Yes 10
Negative No 180