改訂2012.4.12  2014.4.18

医療統計学

vol.2

freesoftとしてはRが代表格である。JSTATは日本計算機統計学会などが入門用として推奨している。ここでは、研究や臨床判断学につながる医療統計手法を身につけるために必要最小限の機能を有す、Rを使ったデータ処理・活用方法を身につけることを考える。

統計ソフト R

 変動係数 coefficient of variation C.V.とは  標準偏差÷平均値(×100%)

 単位はありません。


 単位が異なる検査項目の散布度を比較するときによく用いられます。


 検査や測定、計測データを解析する際に、CVが精度を表すので、医療統計学においては
 重要な役割を持ちます。






       

講義内容

1. 統計ソフトとデータセッティング
2. 統計ソフトリテラシーを用いる前に、経験しておくべき基礎統計演習 (自習課題)2012〜

分散Varianceとは 個々のデーター平均の二乗の総和を個数で割ったもの

http://kogolab.chillout.jp/elearn/hamburger/index.html

学習到達目標

1.実際に統計ソフトウェアをダウンロードし、自らPCにソフトをインストールすることができること。

2.統計ソフトウェアRとデータセッティングソフトRcodegeneratorを立ち上げ、データ入力・保存・ログオフができるようになること。

3.臨床・学問・商用・実用それぞれの領域でよく使われている統計ソフトウェアを2つ挙げることができるようになること。

4.統計ソフトリテラシーに必要な、基礎統計の直感的経験を持つこと

1)練習課題1の

A社からE社の代表値として、平均・中央値・最頻値を求めて下さい。

ばらつきを表す統計量として、偏差・分散・標準偏差・変動係数を求めて下さい。

 

2)分布に応じた代表値の代表値としていつでも正しいのでしょうか?あなたが、この単元で理解した事柄に基づいて、見解を根拠とともに示して下さい。

1 2 3 4 5 6 合計
A社 50 50 50 50 50 50 250
B社 30 40 50 50 60 70 250
C社 30 30 30 70 70 70 250
D社 30 30 30 60 70 80 250
E社 30 30 30 30 30 150 250

標準偏差Standard Deviationとは 分散のルートの値


この医療統計学の前半では、

1.科学の基本として統計学(さらに、その基礎となる確率論・線形代数学・微分)を知ること

2.統計と統計学の違いを知ること

3.統計学の二つの目的(要約統計と推計統計)を知ること

4.データの特徴を分布、代表値を平均・分散・標準偏差・変動係数で表すことを知ること

以上を学習します。

平均Meanとは 総和÷個数
Rcodegenenaratorインストール入門
Rインストール入門
階級 階級値 度数
25〜35 30 1
35〜45 40
45〜55 50
55〜65 60
65〜75 70

この単元の課題 (upします)

Rcodegeneratorのダウンロードサイト
Rのダウンロードサイト

(CVの概念はkogo先生のHPでは、あまり触れられていませんが、医療統計では知っておくべきものです。)

演習用データ1.1


向後研究室(早稲田大)の承認による、基礎統計の直感的経験を身につけるための演習は
下のリンクから入る!